新城・勝手に応援隊 › 2016年12月29日
2016年12月29日
校長だよりをまとめた冊子「止揚」発刊
現在、新城小と作手小で拠点校指導員をされている杉浦徹先生は、20011年~2015年の4年間東郷西小学校で校長として活躍されました。
その間毎日校長だよりを発行されました。その校長だよりを年度ごとにまとめた冊子「止揚」A5判が、今年3月から順次発刊されています。今月3冊目が発刊され、最終年度分の4冊目は来年3月発刊予定だそうです。
表題の「止揚」はヘーゲルの言葉で、相反するものが互いに反発する中で高まっていくプロセスの意味。愛知教育大学で哲学を学んだ杉浦先生の好きな言葉で、表紙にもその高まっていくイメージがデザインされています。
平成23年度「止揚」 190ページ 名古屋大学・的場正美名誉教授寄稿
平成24年度「止揚」 202ページ 元新城市教育長・小林芳春氏寄稿
平成25年度「止揚」 198ページ 新城市教育長和田守功氏寄稿
冊子には、毎日800字程度で書かれた校長だよりが発行順に並び、日々の教育活動での気づきや思い、教師への指針、授業づくりや子どもの捉え方、子ども、保護者、地域への願いや働きかけなどが、主に教職員に向けて書かれています。
先生は、旧協和小学校長時代にも毎日校長だよりを発行されていました。さらに、過去を辿ると、担任時代もずっと学級通信を毎日出していたそうです。新任校の連谷小での通信の名は「するめ」。変わった名です。噛めば噛むほど味が出る・・・やはりそこから名を付けたそうです。
「止揚」は、先生と関わりのあった方々に配布されているそうです。「読んだ皆さんが意味づけをしてくださるとうれしい」と話されています。