2024年07月27日
愛知県公文書館の歴史資料出張展示

新城市設楽原歴史資料館で20日~9月1日まで、愛知県公文書館が所有する新城市に関わる貴重な歴史資料を出張展示した「探検しよう!新城の江戸時代~地域の古文書「榊原淳一郎氏収集資料」の魅力紹介~」が開かれています。
資料は、同市の郷土史家であった故榊原淳一郎氏が、江戸時代に旧設楽郡西杉山村(現新城市杉山周辺)の庄屋に伝わった古文書などを中心に収集した歴史的価値が高いもので、長男の榊原洋史氏が県公文書館に寄贈しました。
展示資料は、1829(文政12)年に西杉山村の庄屋が書き留めた御触書の記録、1604(慶長9)年に徳川家康の検地奉行・青木勘右衛門が調査・作成した三河国設楽郡杉山村検地帳(5冊のうち、市文化財指定の4冊)、1698(元禄11)年に幕府が下した裁許(さいきょ)(=判決)を記録した絵図「山論裁許絵図(さんろんさいきょえず)」などで、写真パネルで紹介されています。
湯浅大司館長は「これまで表に出ていなかった資料が展示公開されることで、江戸の千郷地域の様子が明らかになって行くと思う」と期待を述べました。
展示は、同館入口横無料展示スペースで行われています。
【問い合わせ】 歴史資料館 ☎0536-22-0673

