2017年05月22日
講演会「戦争の記憶」・犠牲になった新城高女の同級生思い語る
昨日21日、長篠城址史跡保存館主催の講演会「戦争の記憶」が、新城市開発センターで開催されました。
講演会では、新城高校の佐藤道洋教諭と保存館学芸担当の山内祥二さんが、豊川海軍工廠空爆で犠牲になった新城高等女学校生徒の同級生へのアンケートや聞き取り調査をもとに、当時の悲惨な様子や同級生たちの思いを語りました。空襲当日も含め克明に日記をつけていた森田和夫さんも対談形式で思いを語りました。
講演会には犠牲者と同級生だった5人が出席。講演会後、山内さん、佐藤さん、八名郷土史会の安形茂樹会長の希望により、5人と話を聞く会が別室で行われました。
当時16歳、現在88歳の同級生は、杉山智恵子さん(豊川市三上)、日名地登志子さん(浜松市浦川)、村松あいさん(設楽町田口)、鈴木貴美子さん(新城市豊岡)、太田美智子さん(同市大野)の5人。5人は亡くなった同級生の性格や思い出をなつかしく語り、空襲後の悲惨さを振り返り、何度も涙を流されました。
「亡くなった友達の親に、その子が亡くなったことを告げられなかった」
「生きていることが申し訳ないという思いで生きてきた」
「友達への思いが強く、互いに当時ことには触れないようにしてきた」
など、心打たれるお話が聞けました。
5人は「当時の話は若い人にはなかなかできない。こういう機会を作っていただけてありがたい」と言ってみえました。
この記事へのコメント
突然の書き込みにて失礼いたします。新城高等女学校の豊川海軍工廠での被災の記事を興味深く拝見しました。実は、小生の父は、当時、呉の海軍工廠で働いておりました。平成24年8月から父の呉海軍工廠の足跡を調査して、一冊の本に纏めております。題名は、「ポツダム少尉 68年ぶりのご挨拶 呉の奇蹟」と云います。当時の学徒動員の記録もあります。新城市図書館には、ご縁を頂いて登録して頂いております。
是非 一度ご覧下さい。
是非 一度ご覧下さい。
Posted by フランツ at 2017年06月06日 14:25
コメントありがとうございます。
戦争に関して、残しておくべきものがたくさんあること、強く感じます。
本として記録に残されていること素晴らしいです。
ぜひ読ませていただきます。
情報ありがとうございます。
戦争に関して、残しておくべきものがたくさんあること、強く感じます。
本として記録に残されていること素晴らしいです。
ぜひ読ませていただきます。
情報ありがとうございます。
Posted by ナツ at 2017年06月06日 15:59