2024年04月17日
新城市老人クラブ連合会の正式解散決まる

新城市老人クラブ連合会の総会が16日、日吉の老人福祉センターで開催され、会の休会及び解散が正式に決定しました。
総会では、事業・決算報告承認後、休会及び解散、県老人クラブ連合会からの退会、令和7年3月31日付けでの規約・規定・要綱の廃止が承認されました。
加藤芳美会長(80)は「60年の歴史に幕を閉じるのは断腸の思い」とし「ボランティア精神で活動してきた役員や会員に心から感謝したい」と述べました。さらに「健康寿命を延ばすためには、家庭にこもらず、地域住民や高齢者との交流は大切。市の理解、協力をお願いしたい」と要望しました。
来賓として出席した下江洋行市長は、これまで地域に大きな貢献をしてきたことに感謝し「生まれ育った地域で、健康でやりがいのある生活ができるように支援していきたい」とあいさつしました。
連合会は、旧新城市で1963年に設立し、鳳来町と作手村との合併後の2006年に現体制になりました。市町村合併当初は104クラブ、5824人の会員数でしたが、現在7クラブ、538人にまで減少しました。平均年齢は81歳。会員の高齢化で役員の交代もできず、加入率も2・8%と県内53市町村の老人クラブ連合会内で最低でした。
今年度は残務整理を行い来年3月解散します。ただ、昨年県ゲートボール大会で優勝した連合会チームは、今年鳥取県で行われる全国健康福祉祭のゲートボール大会に「新城市老人クラブ連合会」の名で参加します。
