2018年02月23日
ササユリの芽が出て保護活動始まる
昨年より2週間ほど早く、桜淵公園のササユリが芽を出しました。
伊丹晴生先生から朝連絡があり、出かけてきました。昨年は3月10日ごろだったので、早いですが、年により2月中旬のこともあるそうです。
これから、熊谷忠弘さん、森田邦久さんの3人で竹の棒を差して芽の存在を知らせる保護活動が始まります。
種子で繁殖し、発芽から花をつけるまでに6年ほどかかるササユリ。病害虫や鳥獣の被害を受けやすく、自生する地域が減少しています。
桜淵では、19年前から、草刈り時に刈られてしまわないよう、小さな芽を見つけると竹の棒を立て、3人が生育を見守っています。棒は毎年更新。観光ホテルの門松の竹をもらい、40㎝、60㎝、80㎝の竹800本をもう用意しているそうです。
竹を差す場所は同市青年の家から風切山にかけての一帯。
最初の年はたった3本しか咲いていなかったそうですが、昨年は500本近くの株が花をつけました。イノシシやサルの被害も多かったため、3年前動物が嫌うというウルフピー(オオカミの尿)をササユリの近くに設置したところ全く被害がなくなったそうです。今年も花が咲く頃、容器に入れたウルフピーを30個ほど設置する予定とのこと。
伊丹先生は「竹の棒を3か所にまとめて置いておくと、芽を見つけて棒を差してくれる人が多くなっていてありがたい」と協力に感謝しています。
5月終わりから6月初めにかけて咲きます。