2017年04月20日
「岩波ざくら1本から百本へ」など桜プロジェクト
吉祥院(作手岩波)のしだれ桜「岩波ざくら」が満開。
中沢一己さんによると「気候の影響もあってか咲き始めが例年より10日ほど遅く、花の数も色も今一つ」とのことですが、味のある桜です。
明治20年代、当時学校の先生だった竹下重次郎さんが、現在の設楽町から苗を担いで運びこの地に植えたそうです。その後大きく成長しましたが、道路側に伸びた枝が危険だということで、2015年に太い枝を切り落としました。このとき区長だった中沢さんら地元の皆さんが「岩波ざくら」を地域に広げようと、地域活動交付金事業として「岩波ざくら1本から百本へ」プロジェクトに取り組みました。
切り落とした枝を接ぎ木した100本の苗をプランターに植え、岩波地区25戸の家庭に配布。2年半で苗が成長したことから、順次道路沿いや空き農地に植えています。新校舎となった作手小学校にも7本寄贈。中沢さんたちは、作手に岩波ざくらが広がっていくことを願って活動を続けています。
ここでも、あの百万本の桜プロジェクトの松井章泰さんの指導があったようで、10年間の松井さんの取り組みが市内各地で花開いています。