2019年06月26日
幕末の奥三河伝える書籍「池田主鈴寛親」発刊
元作手村教育長・齋藤彦徳さん(81)がこのたび、幕末の新城城主菅沼定邦の用人・池田主鈴寛親(しゅれいひろちか)の随筆古文書を解読し、現代文にした書籍「池田主鈴寛親」を自費出版されました。A5判187㌻。
古文書は、寛親が1800年初め定邦に従い本宮山を登山した折の「山婦ミ乃記」、先祖の戦功の地を訪ねた「松山ごゑ」、一宮砥鹿神社の流鏑馬を見に行った「一の宮祭つ理」の三編。「船長(ふなおさ)日記」の著者・寛親が和歌を交え、当時の様子を後世に伝えようと書いた随筆文。
齋藤さんがこの古文書と出会ったのは昨年の春。前長篠城址史跡保存館長の」山内祥二さんから情報を得、岡崎市の郷土史本宿研究会より史料の提供を受けました。
この本は、40年以上古文書研究に関わってきた斎藤さんが、ルビ入りの本文とわかりやすい現代文で紹介し、寛親についての説明や推定ルート図なども加えて、読みやすい内容になっています。
希望者は直接注文を。代金は、1500円、郵送料180円。
<問い合わせ> 齋藤彦徳さん ☎080―6912―1932