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2024年03月29日
きょうから31日まで春季新城書道展
毎春恒例の「第35回春季新城書道展」(新城市文化協会書道クラブ主催)がきょう29日から31日までの3日間、新城文化会館展示室で開催されています。
クラブの会員数は約50人。50年以上の歴史があり、会員の年齢は18歳から90歳代までと幅広く、女性が多いです。グループや個人で練習を重ね、春と秋の書道展を発表の場としています。
今回は、会員44人が56点の作品を出展しています。特にテーマはなく、書体や大きさは変化に富んでいます。24歳の新会員・潤玲鳳さんが大胆で力強く書いた「毓德(いくとく)」など、独特な作品もあります。
市内川路の金子華石会長(78)は、原点に帰って、春らしい本居宣長のうた「敷島の/大和ごころを/人問はば/朝日に匂ふ/山桜花」を出展しました。「最近はできるだけ読みやすいものになるように心がけている」と話します。
金子会長は「伝統を守った作品と現代的な感覚の作品のどちらも楽しめると思う」と来場を呼びかけています。
【開催時間】 午前9時~午後5時まで ※31日は4時まで
2024年03月29日
新城筆塚供養
富永神社境内にある筆塚前で28日、筆塚供養(市文化協会書道クラブ主催)が行われ、会員ら関係者、書道を学部代表の小中高生、氏子総代ら約40人が筆供養と先人への感謝供養、書道上達祈願を行いました。
東三河最大、全国でも最も大きいものの一つと言われる同筆塚は高さ約2㍍。1978年同クラブ前身の南新書道クラブが、設立10周年を記念して建立しました。会員揃っての供養は1994年以後行われていませんでしたが、17年に23年ぶりに行われ、以後原則3年毎に供養を行うことになっています。
いつ雨が降ってもおかしくない天気だったため、最初に筆塚の前で記念撮影をし、祈願は本殿で行われました。、夏目定佳宮司が祝詞を上げ、ていねいに筆供養を行いました。
金子華石会長は「きょうは初めて児童、生徒さんにも出席いただいた。動物の毛でつくられている筆はもちろん、墨、硯、紙やそれを作った職人さんなど、すべてに感謝してほしい」とあいさつしました。
来賓として出席した中嶋孝佳学校教育課長は「道を極めるには、大リーグで活躍したイチローのように道具を大切にする心、道具を作ってくれる人への感謝の気持ちが大切。書道を学皆さんにはその心があると思う」と話しました。