2017年06月22日
新城高校で「あいちSTEM教育力強化事業」スタート
新城高校が、愛知教育委員会からあいちSTEM教育推進事業「あいちSTEM教育力強化事業」の研究指定を受けました。
あいちSTEM教育推進事業は「ものづくり愛知の未来を担う理数工学系人材」を育成するため、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の4分野(STEM)に重点を置いた「理数工学人材を育成する先進的な教育課程の研究」、「産業人材を育成するための理数工学に関する教材開発」、「生徒のSTEM能力の向上を図るための講座や探究活動、研究発表や競技大会」を行う事業です。
これには「あいちSTEMハイスクール」研究指定校と「あいちSTEM教育力強化事業」があります。
★「あいちSTEMハイスクール」研究指定校について
理工系大学等と連携して、STEM4分野に関する先進的な教育課程を研究し、「ものづくり愛知の未来を担う理数工学系人材」を育成します。
研究指定校(5校)・・・県立瑞陵高校、県立大府東高校、県立半田農業高校、県立岡崎工業高校、県立豊橋工業高校
★「あいちSTEM教育力強化事業」研究指定校について
教員の指導力向上を図るための支援員の派遣を受け、STEM4分野の教材開発や指導により、理数工学に関する教育力の底上げを図ります。
研究指定校(8校)・・・県立春日井工業高校、県立春日井商業高校、県立古知野高校、県立東海商業高校、県立松平高校、県立猿投農林高校、県立刈谷工業高校、県立新城高校
新城高校は、校内で生産した農産物を用いた6次産業化モデルの構築をめざし、商品開発、マーケティング、統計調査などに必要な知識・技術を身につけるための教材開発や授業を実践します。そのために、同校の松永実咲教諭と新川和志実習講師が、食品加工分野の専門的な知識・技術を有する支援員の支援を受けます。
<支援員3人>
・日東醸造代表取締役社長・蜷川洋一氏
・おとうふ工房いしかわの代表取締役・石川伸氏
・もっくる新城駅長・田原直氏
支援授業は、年間120時間で、「総合実習」「課題研究」「食品加工」の授業を中心に実施。授業は生物生産科食品加工の生徒12人を対象に行われます。
昨日21日は、初めての授業。蜷川社長による「醸造」の話でした。味噌、酒、醤油、酢などについて、材料や製造法、塩分量など、様々な角度から専門的な話がありました。醤油の味比べもあり、生徒たちは真剣に話を聞き、熱心にメモを取っていました。
松永先生、新川先生、蜷川社長、萌々香さん、梨乃さんら生徒の皆さん、ありがとうございました。