2024年10月31日
「パマバレー」で住民交えて結婚式

新城市豊岡ソリ畠の山里傾斜地に今月オープンした「パマバレー」で20日、親戚と仲間に住民を交え日本の古き伝統文化を現代風にアレンジした結婚式が開かれました。
オーナーの鈴木則寿さん(52)と妻の貴子さん(52)夫妻の長女・楓さん(26)と今城俊之介さん(30)との結婚式で、屋外会場には親戚と仲間、住民、スタッフら130人が屋外敷地に集いました。結婚を村中の住民で祝う昔風の景色が広がっていました。
乾杯は、世界最高峰のワイン「シュヴェリエ・モンラッシェ」と「シャトー・パプ・クレマン」で行われました。提供したのはシニアソムリエの立岡一樹さん(豊橋市のレストラン「イソラ」)。ソムリエ・貴子さんの師匠だそうです。
新郎新婦は、永遠の愛を誓うとともに、両親や参列者に感謝した。
鈴木さんは「娘が嫁に行くときには淋しくなったり、心配したりするかと思ったが、そんなこともなかった。いつも通りこれからも見守っていきたい」と話しました。「パマバレー」の名は、楓さんが外国からメールを送ってくるとき、パパとママを合わせて「パマ」としてきたことからパパママがいる谷間ということで、カリフォルニアのワイン名醸地・ナパバレーにちなみ付けられたそうです。
住民の1人として出席した清水忠雄さん(70)は「この引地集落の人口は約80人で、年寄りがほとんど。多くの若い人がこうして来てくれるのはうれしい」と話し「この場所がこれからどう発展していくか楽しみ」と期待を述べました。
パマバレーは、約6600㎡の果樹園。「みんなの実家にしたい」との思いで、昨年から仲間らに声をかけ、果樹苗木の植え付け、多目的スペースとなる30畳のウッドデッキ製作、ガーデニング作業などの整備を進めてきました。「貴子ソムリエの城」も完成し、パマセーラー「お蔵ワインショップ」もスタートしています。


