2024年10月28日
第156回新城軽トラ市② ・・・RUN伴(ランとも)新城2024開催
認知症の人と家族、支援者らがたすきをつなぐイベント「RUN伴(ランとも)新城2024」(同実行委員会主催)が27日、開催中の軽トラ市会場の新城市町並の亀姫通りを発着点として行われ、参加者らは黄色のイラスト付Tシャツを着て、ランニング、徒歩で心地よい汗を流しました。
曇り空の下、亀姫通りを出発した参加者らは、それぞれ選択した6・8㌔の長距離コース、3・1㌔の中距離コース、1・5㌔の短距離コースを自分のペースで歩き、30分~1時間15分ほどでゴールしました。どの顔も笑顔でした。
今回初めて参加のNPO法人「もくせいの家ほうらい」は、有志の職員4人と利用者4人が走りました。大山英子所長は「歩く機会があまりなく、普段と違う景色なので、みんな生き生きと歩き、楽しむことができた」と喜んでいました。
全員がゴール後、駆けつけた下江洋行市長が、参加者やスタッフにエールを送るとともに「皆さんとともに温かく、ぬくもりのあるまちづくりをめざしたい」とあいさつした。
新城ほうらい吹奏楽団の演奏が披露された後、「まちかどホットコーラス」も行われ、楽団の演奏に合わせ、参加者・スタッフや会場の市民らが「青い山脈」「上を向いて歩こう」などを合唱しました。
会場には、参加者・市民らが葉っぱに思いや願いを描いて貼る思いやりの木が設けられた。実行委員長の熊谷圭介さん(38)は「思いやりの木にたくさんの温かいメッセージをいただき、介護従事者の励みになる」と感謝し「イベントを通し、市民の温かさを感じることができた」と話しました。
スタッフを合わせ約100人が参加したこのイベントは7回目。市・市教委と11団体・事業所が後援し、多くの企業が支援しました。