2024年10月21日
ジオツアー「国指定天然記念物『馬背岩』をゆく」
鳳来寺山自然科学博物館主催のジオツアー「国指定天然記念物『馬背岩』をゆく」が20日、豊岡の馬背岩周辺で行われました。
講師は、学術委員の仲井豊さん(91)=愛知教育大学名誉教授=と鳥居孝さん(73)。参加者21人は集合場所の湯谷温泉駐車場で講師の説明を受けた後、浮石橋から馬背岩を眺めながら、さらに詳しい説明を受けた。地質や岩石に関心の強い参加者が多く、成り立ちや性質などについて次々に質問していました。
馬背岩は、湯谷温泉の中を流れる宇連川の中央にあり、河床を形成する凝灰角礫岩が長年浸食を受け、安山岩が周囲より盛りあがった形状で残り、その姿が「馬の背中のタテガミ」のように見られることからこの名がつきました。長さ約12㍍、幅約3㍍から約6㍍、高さ約7㍍。
5年前から地学のジオツアーに何度も参加しているという岡崎市の81歳の女性は「ここに来たのは2度目だが、新たな発見や学びができてよかった」と喜んでいました。
奥三河の豊かな自然にふれあうジオツアーは、動物、植物、地学をテーマに年9回開催されており、毎回希望者が定員を超える人気があります。26日はジオツアー「 国指定名勝・天然記念物『乳岩及び乳岩峡』をゆく」が開催されます。