2018年07月30日
平和を誓う!第2回新城市平和祈念式典
昨日29日、第2回平和祈念式典(新城市主催・市遺族会後援)が新城文化会館小ホールで開催されました。300人を超える市民や遺族、中学校代表生徒らが、黙とう、献花後、戦争体験者の講話などに耳を傾け、全員で「平和都市宣言」を唱和し恒久平和を誓いました。
新城市では2016年まで、遺族会主催の追悼式が行われてきました。前年10月に「平和都市宣言」を制定した市は、遺族の高齢化が進む中、市民全体で戦争の悲惨さと犠牲となった尊い命の記憶を次世代に語り継いでいこうと、2017年この式典を初開催。これまでの追悼式もなくなりました。
式典で、穂積亮次市長は「平和をいつまでも続けるため、市民一同努力するとともに、平和な国際交流を続けたい」とあいさつ。
市民発表では「豊橋空襲・18歳の体験」と題し、豊橋空襲を語りつぐ会空襲体験者の白井門治さん(91)が、悲惨な空襲体験を生々しく語り、長篠城祉史跡保存館学芸担当の山内祥二さん(64)は、「新城高等女学校と学徒動員」と題し、聞き取り調査を基にした豊川海軍工廠で亡くなった22人の女生徒や家族、引率教員らの思いや苦悩を報告しました。現在保存館で特別展が開催されているので、ぜひご覧ください。