2018年06月27日
新城JCが「子ども食堂」周知の勉強会

貧困などによる子どもたちの孤立を防ぐ取り組みを広げることをねらう「子ども食堂」。子どもに無料や安価で食事を提供します。県の開設モデル事業の委託先の一つに、児童養護施設「八楽児童寮」を運営する社会福祉法人「和敬会」が選ばれました。7月21日からしんしろ福祉会館で月1回「おっとりくん食堂」を開きます。
新城青年会議所(JC)が昨日26日夜7時から、「子ども食堂」周知のための勉強会「子ども食堂から地域食堂へ」を新城市消防防災センターで開催しました。勉強会には、予想を上回る130人の市民が集まりました。
第1部、講演「子どもから地域の食堂へ」。市こども未来課の川窪正典課長が「子どもの貧困の本質的な問題は、食べられないことではなく『当たり前』を身に付けられないこと」、「地域には高齢の一人暮らしの人、引きこもりや認知症の人などもいることから年齢に関係なく地域食堂になっていくといい」ことなどの話がありました。さらに、「多くの人に、調理、食材提供、遊びや話し相手など自分のできることで参加してほしい」と訴えました。
第2部は、7~8人に分かれてのグループワーク「わたしたちにできること」。子ども食堂への期待や自分はまず初めに何をやるかなどを話し合いました。付箋に書いたそれぞれの思いや願いをもとに活発な話し合いが行われ、前向きな意見が次々に出されました。
穂積亮次市長は、多くの人が参加したことに感謝し「月1回でも大きなインパクトになる。市も子ども食堂開設に向けて知恵を絞っていきたい」と話されました。


