2017年08月16日
、「ヤーレモッセ、モッセモセ」信玄塚で「火おんどり」
昨日は竹広の「火おんどり」が信玄塚一帯で行われました。
夕方から雨も降り出し、天気が心配されましたが、午後9時過ぎから10時半近くまで雨が止みました。
望月彦男先生にお聞きすると、昔から火おんどりには雨が降らないと言われているそうで、それでも昨夜は「神がかり的だった」そうです。
織 田・徳川連合軍と武田騎馬軍団が1575年に激突した「設楽原の戦い」で散った武将を弔う盆行事「火おんどり」。愛知県無形民俗文化財に指定されています。
敗れた武田軍の霊を供養するために村人がたいまつを燃やしたのが始まりとされ、400年以上続いています。法被(はっぴ)姿の地元の男衆が、炎の熱さや降りかかる火の粉をものともせず、「ヤーレモッセ、モッセモセ」のかけ声とともに、大小のたいまつを振り回します。たいまつは、ヨシで束ねて作った約30本。中には、高さ約3㍍、胴回り2㍍を超えるものもあって、迫力満点。周りで観ているだけで熱さが伝わってきます。
約1時間、竹広の闇の中に鎮魂の炎が舞いました。
竹広の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。