2024年11月27日
新城税務署長賞を受賞の高校生・藤原さん表彰
新城税務署は25日、管内の高校から募った「税に関する高校生の作文」で新城税務署長賞を受賞した新城有教館高校1年の藤原亜衣さん(16)に、同校で表彰状を授与しました。
熊谷益良署長は「税制について考え、目線の違う意見を、自分のことばで表現していてすばらしい作文。将来、税に関わる仕事をして税制改革に取り組んでいただけるとうれしい」と称賛しました。表彰状と記念品を受け取った藤原さんは「本を読むのも調べるのも好き。夏休みに2週間ほどかけて作文を書いた」と話し「正直、選ばれる自信はあった」とはにかんだ笑顔を浮かべました。「よかったね。すばらしい」と牧野美和校長も拍手を送りました。
受賞作文「盆栽社会から森へー税制で紡ぐ日本の未来像」で、藤原さんは「私たち若い世代は限られた空間で育てられる盆栽社会から脱却し、自らの力で成長する森のような社会を創造したい」とし、「そのカギは税制改革にある」と述べている。具体的には「子育て未来投資控除」「次世代育成企業支援税制」「地方創生移住促進税制」など、社会全体のバランスある成長を促す「未来創造税制」の導入を提案しています。
国税庁では税への関心を深めてもらうため、毎年次代を担う高校生を対象に税を題材とした作文を募集しており、今年が63回目。今 回、管内から208編の作文が寄せられました。