2024年11月21日
長篠陣太鼓が50年前初披露した同じステージに立つ
発足から半世紀を迎えた新城市の和太鼓チーム「長篠陣太鼓」が、23日に開催される「鳳来寺山もみじまつり」で、初披露した50年前と同じステージに立ちます。
「長篠の戦い」をテーマにしたチームは1974年2月に発足し、75年に同まつりで初めて演奏を披露した。以後、JC世界大会、世界デザイン博、愛知万博出演、海外公演など大きなイベントに出演し、5月の長篠合戦のぼりまつり、11月のもみじまつりなどの定期出演もするなど、地元を中心に活躍してきました。メンバーは現在20人。中学部ほかの活動もあり、3000人近くが関わり卒業していきました。
鈴木直博会長(76)は「自分が始めた50年前は、太鼓が少なく、樽を叩いて練習したので直接手に響きマメができた」と振り返ります。
松下正治さん(55)・美加さん夫妻は太鼓が縁で結ばれ、4人の子どもたちもこのチームで太鼓を叩いてきました。共通の話題が和太鼓で、集まったときには、一緒に和太鼓のビデオを見て楽しむそうです。
小学校からやってきたという菅沼真一さん(49)は「失敗もあったがここまで続けることができた。『感動した』といってもらえるのがうれしい」と話します。
丸山映人さん(50)は「30歳になって入ったが、舞台に立つ快感に魅せられ続けている」とし「この経験は、メンバーにとっても子どもたちにとっての大きな自信になる」と強調します。
メンバーらは、それぞれの思いを持ち、50年の歴史を胸に当日舞台に立ちます。
「長篠陣太鼓奉納」は、午前11:00から鳳来寺本堂前で、12:00から東照宮前で行われます。
昨年の「鳳来寺山もみじまつり」での奉納演奏