2021年06月03日
栃久保操さん作品展「鳳来寺山の三鬼人」
自身で考案したロウ彩画やチタンアートで鬼を描く栃久保操さん(80) =豊橋市在住=の作品展「鳳来寺山の三鬼人」がきのう2日から28日まで、門谷の鳳来寺山表参道入り口の観来館(みにこんかん)で開催されています。
旧鳳来町大野(現新城市)出身の栃久保さんは。北上・東京・横浜・名古屋 京都・広島・豊橋など全国で個展を開いています。今回、故郷で作品展をしたいという願いがかない、同市での初開催となりました。1995年第7回国際美術大賞展にて「魚の詩」銀賞受賞。1999年には岩手県北上市陸上競技場にチタンで鬼のレリーフを制作しました。
今回会場には、鳳来寺山を開山した利修仙人関わる3匹の鬼をもとに、黒、青、赤の鬼をそれぞれ描いた3点を1組とし、3組展示されています。その他、独自の技法で描かれた鬼の絵が。合わせて約40点並んでいます。
「鬼」について40年近く研究してきたという栃久保さんは「80歳になってようやく鬼についての思いや哲学がまとまってきた」と話します。鬼の絵については、田原市弥八島の海岸の石を30年かけて100冊の電話帳に10万枚デッサンし、そのデータをもとに作品に仕上げてきたそうです。
「地元の人たちにもぜひ観てほしい」と言う栃久保さんは「3組の絵は初披露。地元での披露に意味がある。この絵を地元に置いて、鳳来寺山を全国にアピールするきっかけにもなればうれしい」と夢を語っています。
【開催時間】 午前 10時〜午後4時 火曜日休館
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