2024年02月17日
きょう17日から「川売(かおれ)梅花まつり」
日本のふるさと百選にも選ばれた海老地区の梅の里・川売(かおれ)で、梅の花や景色、地元の味を楽しむ「梅花まつり」がきょうから開催されます。期間は3月10日ごろまで。
まつり期間中は、毎年梅製品や五平餅、甘酒などを販売する直売所のほか、梅の加工品などを販売する店が何店か開きます。ただ、高齢化などで、毎年開店する店は少なくなっています。
まつりは、この地で梅栽培農家を営む近藤治敬さんが1995年から開催し、自身の売店「はるちゃんの店」を営業して盛り上げ、県内外から多くの観光客が訪れています。
近藤さんが2018年に亡くなってからは、娘の近藤美紀さんが夫の正樹さんとともに、店と父の思いを受け継ぎ、まつりを続けています。
美紀さんは「店は少ないが梅の里の景色を楽しんでほしい。土日は混むので、平日の昼の時間帯を避けた時間がお勧め」と話し、見頃時期については「このところの暖かさとこれから降る雨で一気につぼみが開きそう。今月末から3月初めが見頃になりそうだ」と予想しています。
川売の段々畑には、南高梅(なんこううめ)、鶯宿梅(おうしゅくばい)など7種類の実梅の木約1500本が植えられ、一斉に花が咲き誇る様子は現代の桃源郷とも言われます。今は小梅が七分咲きです。