2017年05月08日
四谷千枚田でパディーキーパー制度の田植え
四谷千枚田で4、5、7日の3日間、ハッピーランドプロジェクト(丸地典利代表)が提供するパディーキーパー制度による初めての田植えが行われました。
豊川市御油町在住の丸地典利さんは地元連合の出身。
昨年夏8月21日、旧連谷小学校で開かれた「未来の連谷かんがえまいかプロジェクト」(エイチアイ・プロジェクト畑信隆代表取締役主催)でふるさとの活性化への夢を語りました。新城iC開通で、観光地として同千枚田を訪れる人は急激に多くなっていますが、耕作者の高齢化、減少により、10年後に現在の景観が残っていないのではないかと危機感をもつ丸地さん。具体策の一つとして今回取り組むのが「パディーキーパー制度」。個人やグループ、家族で田んぼのオーナーになってもらいパディーキーパー(棚田守り人)として米づくりを支援。収穫した玄米を分け合うというもの。
今回初めての試みとして、このプロジェクトで6枚の棚田1反2畝(約1200㎡)を丸山功さん(68)から5年契約で借用。
この3日間に田植えに参加したのはのべ60人。6枚の棚田にはしっかりとミネアサヒの苗が植えられました。昨日は、スタンズ塾の皆さんが田植えをしていました。畑隼介君(15)は初めての田植え。「これからも経験することがないだろうから今後のために参加しました。田んぼに入るのは小学校以来。ぐちゃぐちゃで楽しい」と喜んでいました。田植えは手植えに加え、広い棚では田植え機でも行われました。
丸地さんは「この取り組みを成功させ、今後パディーキーパー制度を広め、この景観を守っていきたい」と熱い思いを語っていました。ここで作られるミネアサヒ米のブランド化にも意欲をみせていました。すばらしい取り組みの成功を祈り、応援したいと思います。